2006年09月06日

NO.002 が〜まるちょばを追っかけて、エジンバラへ…01

NO.002 が〜まるちょばを追っかけて、エジンバラへ…012006年11月。私たちは、「が〜まるちょば」という、ちょっと耳慣れない名前のアーティストの舞台公演を、名古屋で主催する。

 「が〜まるちょば」は、日本人の男性2名による、パントマイムユニットで、海外ではすでに21カ国、100以上のフェスティバルに招待されている、引っ張りだこの人気ぶり。そのパフォーマンスは、ライブ感爆発のハイテンションな大道芸と、徹底的にこだわって創り込んだ舞台公演・サイレントコメディーと称しているもので、彼らは、一言も言葉を使わずに、観客を爆笑の渦に巻き込む。

 静岡市で毎年開催されている、大道芸ワールドカップ in 静岡。このイベントは、海外からたくさんのパフォーマーが訪れるので、私は、ふだん滅多に見られない海外のパフォーマーばかりを見に行っていた。そんなとき、「が〜まるちょばっていう、日本人のコンビだけどね、海外ですごく人気があるんだよ」と勧められて、初めて彼らのパフォーマンスを見る機会を得た。

私は、彼らのパフォーマンスの虜になった。

それを言葉で表現するのは非常に難しい。とにかく最高にイカしている!
「笑い」にはいろいろなニュアンスがあるが、爽快、粋、オシャレ。見ているだけで、自分の中に元気が湧き立つような喜びが生まれてくる。
「また彼らのパフォーマンスを見たい!」 誰もがそう思ってしまうような、心を捕らえて放さない魅力が彼らにはある。

ルックスは、モヒカンヘアーに、タイトなスーツ。ズボンの丈とネクタイがちょっぴり短くて、これがまた、彼らのキャラクターにバッチリ決まっている。その容姿も、パントマイムで鍛え抜かれた身体は、スマートで締まっていて、ハンサムだ。(←この辺は個人の見解です。責任持ちません★)

赤いモヒカンが、ケッチ!。黄色いモヒカンがHiropon。もともと、それぞれがソロで活動していて、1999年に結成したとのこと。
これは旅日記なので、彼らの詳しい説明はこのくらいにして、なぜ、この夏エジンバラへ行くことになったのか?

NO.002 が〜まるちょばを追っかけて、エジンバラへ…01彼らは、2000年に初めてエジンバラを訪れている。エジンバラは、英国・スコットランドの都市で、中世の香り漂う街だ。エジンバラ一帯が世界遺産に登録されている。そのエジンバラでは、毎年8月の約一ヶ月間、世界最大の芸術祭が行われており、さまざまな規模の公演が驚くほどの数をもって、行われている。High Streetと呼ばれる通りでは、ストリートパフォーマンスが連日繰り広げられており、が〜まるちょばも、最初はこのストリートでの大道芸からスタートした。

その後、彼らはエジンバラでの舞台公演を目指して何度か渡英し、2004年、初めての上演で「ダブル・アクト・アワード」という、最も面白い2人組に与えられる賞を授与される。そのような栄誉を実力で勝ち取りながら、日本のメディアや演劇界は、彼らに冷たかった。

日本で活動する中で、なぜ、発表の場に恵まれないのか?

私たちは、海外で彼らがどのような評価を受けているのか、どのように観客に受け入れられているのか、肌で感じたいと思った。

縁あって、名古屋で彼らの舞台公演を主催することになり、ますますその思いは強くなる。

しかし、当たり前だが、エジンバラは遠い。当然時間とお金がかかる。行きたい気持ちだけで行けるものでもない。そんな中、実現したのは、社長の英断のおかげだ。

「彼らの公演をやると決めたからには、やりきろう!」 

が〜まるちょばに、連絡する。

「エジンバラに、行きます!」

エジンバラ・フェスティバルも始まってしまった8月の頭、まずは、必死に安い航空機チケットと宿を見つけることから、この旅は始まった。
(長い前置きですみません)

次回に続く!


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Posted by ぬちぐすいワンズ at 06:39│Comments(0)ぬちぐすい旅日記
 
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